趣旨・実施団体 テーマ 募集作品応募方法と形態 応募作品賞体系 審査委員 審査発表・作品公開
過去の入賞作品
著作権及び応募上の注意
過去の入賞作品
問合せ・応募先
HOME



■グランプリ
作品名:「鬼剣舞」
原田 宗明
(有)ピーソフトハウス
宮城県
動画・アニメーション
[作品内容]
岩手県北上地方に伝わる伝統舞踊「鬼剣舞」のモーションキャプチャデータを用いたムービーです。制作期間は約2週間。約3分半の踊りの中から動きに変化のある部分を抜粋。オープニングとロールを追加し約2分半に編集しました。制作期間の短さから、レンダリングやその他の計算時間がとれずやむなくこのような形になりました。キャプチャデータで動きがリアルなぶんモデリングもリアルに見えるよう心がけ制作しました。このたびはこのような栄えある賞をいただくことができ誠に光栄です。今回の作品は、制作時間がとれず自分でも十分に納得できるものではありませんでしたが、その中から評価に値する部分をみいだしてくださった審査員の方に感謝しております。今後もこの受賞を糧によりいっそうの努力を積み重ね東北のデジタル産業の発展に貢献できればと思っています。最後に、この作品を制作するにあたって素材や資料等を提供してくださった皆様に厚く御礼申し上げます。

[審査講評]
踊っている人間の髪の毛の動きが丁寧に表現されておりよくできている。技術的には改良すべき点もあるが、モデリング・ライティング・編集などをみても総合的な完成度が高い作品であり、応募作品の中では群を抜いている。グランプリに値するすばらしい作品である。
■優秀賞
作品名:「雪国 SNOW LAND」
TAN JUICHEN
東北芸術工科大学
山形県
動画・アニメーション

 


[作品内容]
雪の中を歩く老人が雪の結晶を種に花を咲かせた。無色の雪花は彼の目の中で七色に輝いた。暖かくて寂しい角屋に戻り、彼は手中の花をいろりの火に投げた。そして、冬の花火は目の前で家を照した。雪、いろり、角屋といった東北の特徴をはじめ、若者の流出と素朴な東北人の持つ夢を紙風船と花火の演出で隠喩使用と考えた。作品の企画段階から、東北に関る取材を始めた。そこで、東北の民家を忠実に再現する過程と、東北人の夢を模索することは私にとって、貴重な経験だった。それは、この賞を受けたことより嬉しいと思っている。

[審査講評]
CGを作り始めて3か月と技術的にはかなりの制約がある中で、できる範囲での表現となっているが、その未熟な技術の中であそこまで表現できるのはクリエーターとしてのセンスを感じさせる。雪の白い色がきれいに出ている。

作品名:
「奥の細道 芭蕉と曾良の旅はつづく−」
赤沼 明男
スタジオアドバンテージ
山形県
動画・アニメーション

 


[作品内容]
「奥の細道」に詠まれた世界を文字だけのモーショングラフィックスで表現しようと試みた作品です。使用したフォントは、あえて平成明朝W7のみとし、文字の色、動き、にじみ、ボケ、透明感によって、ゆったりとした時の流れや、空間の広がりを映像化しました。3分間という限られた時間の中に「奥の細道」すべてを盛り込むことができないため、句の選定に悩みました。どちらかと言うとアナログなイメージの映像作品にこのような評価をいただいて大変うれしく思っています。制作環境などはまだまだ十分とは言えませんが、パーソナルレベルのデスクトップである程度の映像制作が可能になったことを実感できました。
今後もデジタルでしかつくれないアナログな映像を制作していきたいと思います。
[審査講評]
文字だけであれほどの表現ができ、グラフィックがちゃんとできているのには、プロとしての技を感じる。音楽も映像を引き立てている。
■入賞
「祭(まつり)」 水田 有香(東京都)
「マッピング津軽」 前川 道博(山形市)
「遠野365日」 藤原 弘達(盛岡市)
■特別賞
「山夕月夜〜私秋記〜」 武士 祐介(山形市)
「奥入瀬−ゆっくり歩こう神秘の渓流「奥入瀬」−」 工藤 雄一(青森市)
■奨励賞
「静寂を聴きに−平泉−」 本舩坂 香(大阪府)
「異才を産んだ景色」 三浦 譲(鶴岡市)
「仙台七夕」 田中 知男(仙台市)
「日本の火まつり 青森ねぶた」 辻村 明義(青森市)
「奥の細道〜山形編〜」 佐々木 綵(盛岡市)
上へ
 


Copyright 2002 Digital Contents Grand-prix Tohoku 2002. All rights reserved.