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ウェブで論文を発表する理由を、とよく聞かれます。
何百ページも及ぶ精製された本として出版した論文はとても作りたくないです。紙という媒体で文章を読むのが目に体にやさしくてこなしやすいことは恐らく否定できませんが、読みやすいという利点を生かす論文のコンセプトではないので改めて見せ方を悩みました。
1)印刷物は一旦人に配ったり掲載すると、書き換えはできないものです。蓄積したものをデータベースに変換して整理・公開…といった目的でのウェブではなく、日々変化し続ける考えをリアルタイムで見せられることを挑むべきであります。
2)本の内容によって(注)などがあったりして、別項参照などしたりして解釈を見つけていくことがあります。ウェブならHyperText構造による「めぐる」行為の概念が変わります。
3)1人が書いた本は100人に配られても、100人全員の反響を聞くことは難しいでしょう。製本数はないため読者定員はウェブサイトにはありません。全員がフィードバックしろうと、展開・制作に関わろうと、できることです。
そもそも、 「読む」というコトバは一体なにを指してるのかこれからの社会の流れに乗ってイメージが変わっていくのでしょう。写真が添付されている絵本以上に、ウェブのページでは舞台のように鮮やかな色彩と派手な動きでショーを見せてくれます。
この舞台に、参加しませんか?
掲示板にあなたの考え、意見、何でも書き込んでください。
研究に役立つことはもちろん、あなたが公衆に発言のチャンスでもできます。
それでは ご参加をお待ちしています。
2000.11.20
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