陳維錚全作品 1997年〜2004年 :
( 2011-06-10 9:46 pm更新)
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(2008年〜現在の作品はただいま整理中)

 

 
2007.11

色即是空 -空-    詳細
"Rupa is identical with Sunya" -Sunya-
/インスタレーション
/OHP映写機、フィルムにアクリル絵具
/H3000xW6600mm(投影画面サイズ)
「鏡」-微睡みと反射-展
/2007.29(木) - 12.9(日) 10:30-18:30
/京都精華大学ギャラリーフロール

 

 
2007.11

色即是空 -色-    詳細
"Rupa is identical with Sunya" -Rupa-
/インスタレーション
/紙銭
/H3000xW5360xD100mm
「鏡」-微睡みと反射-展
/2007.29(木) - 12.9(日) 10:30-18:30
/京都精華大学ギャラリーフロール

 

 
2006.11

恋する34秒   詳細
"Make love in 34 seconds"
/参加型インスタレーション
/ アナログカラーコピー機、A3コピー用紙
/shin-bi企画陳維錚個展
/2006.11.30(木) - 12.17(日) 11:00-21:00
/会場:shin-bi(京都)

 

 
2006.11

流体   詳細
"Fluid Body"
/OHPプロジェクション
/OHP 映写機、水槽、水、油
/H2200xW10000(投影画面サイズ)
懐疑と捏造:アートのジレンマ展
/京都精華大学ギャラリーフロール
2006.11.16(木) - 11.26(日)
全長10メートルのOHP投影。会場の空気とともに流れる液体が一面に映し出され、それに包み込まれる来場者はミクロとマクロの視点を往来する…

 

 
2005.8

流体都市   詳細
"Fluid City"
/パフォーマンス(30分間)
/ビジュアル:水、油、コーヒー粉、OHP映写機
/H6000XW6000(投影画面サイズ)
/電子音楽ライブ『SLOW』のシリーズ第3夜
神戸ライブハウスZink
2005.8.21(日) 17:00-22:00 入場料:\2000
K_Kalnaのラップトップ音楽+清楚な歌声に加えて、私が映像をライブ形式で演出しました。VJとしては実験的な試みですが、液晶プロジェクターではなくてOHP(overhead projector透過式映写機)を使ったアナログ映像づくりです…詳細

 

 
2005.7

( 括 弧 )   詳細
"Parentheses"
/スライドショー
/240Wx340Hmm(画面)
/ノートパソコン、iPhoto
京都精華大学留学生展覧会2005
京都精華大学ギャラリーフロール
2005.7.2(土)-7.8(金)
識別の機能を錯乱させるほど、コミュニティ・サイトにおいてほとんどの人は自らの記号を安易に差し替えている。年齢から性別までの属性さえも...more

 

 
2005.1

検証と創作において   詳細
"Verify & Compose"
/インタラクティブ・パフォーマンス(15分間)
/赤ゴムひも、グラス、牛乳、試験管、ガラス板、
   ビデオプロジェクター、レーザー光線
/H2800XW5360XD5300mm(ステージ)
芸術研究科博士後期課程年度報告会2004
/2005.1.18(火) 13:00-17:00
/京都精華大学ギャラリーフロール
光をグラス一杯ください−−ガラスを貫通する光を留めようと、私は牛乳を容器にいれた。こうして、(光を例に)現象を検証して、またそれを応用して創作するといった一連の行為で構成された短編だ。

 

 

 
2004.12

事実雄弁   詳細
"eloquence of facts"
/インタラクティブ・インスタレーション
/直流モーター、回転雲台、三脚、発泡スチロール、
  インスタントラーメン、ウェブカメラ、ビデオカメラ、
  ビデオプロジェクター
/H150XΦ1000mm(オブジェ) 
  H3000XW3000XD3000mm(空間)
陳維錚+林林俊宇合作展
/2004.12.21(火) - 12.24(金) 17:00-24:00
/会場:豆皮文芸珈琲館(台湾・高雄市)
台湾南部の前衛芸術が集結するこのアートセンターで四日間にわたって公開製作を行った。最終日の夜に発表した装置として、(右図)会場全景がパンで撮影されている壁投射映像を背景に、ゆっくり回転する脳の模型が置かれている。脳模型に取り付けられたウェブカメラの映像がリアルタイムに投影されているように思われるが、会場にいる人は自分の姿を画面から見つけることができない。目に見える現実、認識における事実と確信としての真実などへの(次第に雄弁に展開するが)疑問を掻き立てる装置として考案された。

 

 
2004.11

制度の住人   詳細
"The Inhabitant Of The System"
/インタラクティブ・インスタレーション
/歩行者用信号灯機、超音波動きセンサー、スライド
/H2510XW6500XD13725mm(空間)
陳維錚展(企画個展)
/2004.11.2(火) - 11.13(土) 11:00-19:00
/会場:石田大成社ホール(京都)
内の人の動きに反応して点灯する信号機…制度はルールのようにとらえるといい。ルールもなければ、ゲームは楽しめないのだ。

 

2004.10

Malaysia in Moving Images :
 映像で見るマレーシア」上映会
   詳細
/マレーシア映像作品上映会
/ビデオ、アニメーション、ドキュメンタリー
/8本(計約154分)
/2004.10.22(金) - 10.24(日)
/会場:remo(NPO記録と表現とメディアのための組織)
日本では紹介される機会がほとんどないマレーシアの若手作家の映像作品をセレクトして一挙に上映しました。

 

2004.9

制度の住人
"The Inhabitant Of The System"
/デジタルビデオ/6分(1分x6クリップ)
マレーシアの首都、クアラルンプール市の街頭で三脚を構えて交通信号機を撮影した6本シリーズです。フレームで偶然にも捉えた鳥の群れの移動とは対照的に、信号と人々の行動を制動してしまう制度のリズムを暗喩したものです。

 


   
2004.6

ココニイル      詳細
"here i am"
/インスタレーション
/ノートパソコン、インターネット接続
/H250XW350XD250mm
京都精華大学留学生作品展2004
/2004年6月10日(木) - 15日(火)
/京都精華大学ギャラリーフロール
会期中は京都に不在のため、ウェブサイト展示する作品になっています。毎日マレーシアから写真を50枚ほど更新して、スライドショー形式で見せます。

 

2004.5

リアリティー・ポシビリティー      詳細
"Reality & Possibility"
/デジタルプリント&カラーコピー
/280Wx280Hmmx6枚組
/京都大学・桂キャンパス (アクセス)
/アートスペース「つきのき」(ベーカリー)
桂ECOモデルプロジェクト企画「new letters」
/展示期間2004年6月1日(火)〜8月14日(土)

 

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2004.3

煤体      詳細
Flammable Media
/インスタレーション
/紙銭、バケツ
/H1000XW1500XD500mm
/「Digital Interconnection デジタル・インターコネクション」展
  第三部 東北芸術工科大学映像コース週間
/2004年3月9日(火) - 14日(日) 10:00 - 17:00
町田市立国際版画美術館
なぜ科学で説明できないことなら事実として認められない今日になったのでしょうか。迷信とは、信じるとは。科学過信している現代の人々にちょっとヒントを与えたいのだと思いました。

 

2004.3

オモイヤリ      詳細
KINDNESS
/インスタレーション
/スポンジ、木箱、光センサー、CDプレイヤー、アンプ
/H500XW500XD150mm
/「Digital Interconnection デジタル・インターコネクション」展
  第三部 東北芸術工科大学映像コース週間
/2004年3月9日(火) - 14日(日) 10:00 - 17:00
町田市立国際版画美術館
正面一面の黄色いスポンジに長さ5センチの穴が開いてあり、中から青い光が漏れています。そこに指を差し込むと、拍手の音が聞こえてきます。指を深く入れれば入れるほど、拍手の数が増えてきます。

 

2004.2

「あっ あふれた」      詳細
oops!
/キャラクターアニメーション&空間インスタレーション
/ミルク紙パック、カップめん包装、木製机、
  蛍光灯、電源タップ、木枠窓、スポットライト、米
「あっ あふれた」陳維錚・劉珊二人展
2004年2月10日(火) - 15日(日) Neutron京都B1F
二人のコラボレーションはアニメーションの物語から、人物と背景を分離してみることから始まります。劉は人物のアニメーション映像を壁に映写しますが、私は会場に配置される実物セットを通して物語の背景を演出します。

 

   
2004.1

現象を      詳細
inquirer
/パフォーマンス/10分間
/椅子、コーヒーポット、コップ、墨、ビデオプロジェクター
芸術研究科博士後期課程年度報告会2003
/2004年1月28日(水)14:00-17:00
/京都精華大学ギャラリーフロール
科学者、哲学者のように、芸術の場合は表現者がいます。このパフォーマンスは、無形なものを形のあるものに表す方法を探る者の物語です。

 

2003.12

Living With ART 2
/展覧会ハガキデザイン
/L148xW100mmx1000枚
/展覧会期間2003年12月23日(火)〜2004年1月12日(日)
日常を切り取って形にする。日常を「こうしたならば」と夢想する。日常に「こんなものがあったら」と思うものを作品にした数十人のアーティストが一斉に展示・販売する毎年末恒例の展覧会です。

 

2003.11

日独ネットワークアート展
/企画・ディレクター:山本圭吾
- The Japan Foundation. Koln
- ISNM(The Internationl School of New Media in Lubeck)
- 京都精華大学表現研究機構
  映像メディア研究所叡山閣ギャラリー
- K-bit Institute
2003年11月7日(金)、9日(日)
http://www.kyoto-seika.ac.jp/IMA/netwok2003/

 

2003.11

科学と芸術がみたもの      詳細
View of Science & Art
/デジタルプリント

/A1(594Wx841Hmm)x14枚組
/京都大学・桂キャンパス (アクセス)
/アートスペース「つきのき」(ベーカリー)
桂ECOモデルプロジェクト企画「new letters」
/展示期間2003年11月15日(土)〜12月14日(日)
同じ現実を、あなたはどんなまなざしで見ているのか。みたものは何なのでしょうか。

 

2003.8

         詳細
Chopsticks
/パフォーマンス・インスタレーション

/2003年8月31日(日曜日)
  10:00(フランス夏時間)16:00(マレーシア時間)
/フランス・ブルゴーニュ郊外/4000x4000(森床面積)
/マレーシア・ジョホール/4000x4000(工事現場床面積)
/赤い箸(中国製、約700本)

この作品はマレーシアでもっとも庶民的な中国製赤い箸700本を上下半分折って素材としたパフォーマンスです。折られた箸の上半分をマレーシアに置き、下半分をフランスに持っていきました。8月31日、フランス時間の朝(マレーシア時間は午後)に、2つの場所にて同時に箸を地面に差し込む作業を繰り返すパフォーマンスを行いました。5秒おきに「チャー」という掛け声の下に、作者本人(マレーシア側は作者家族と知人)がそれぞれ半分の箸をランダムに地面の土に差し込んでいきます。全行程は約40分間。その後は1日のみインスタレーションとして展示を行いました。

 

2003.4

境界         詳細
Post
/インスタレーション(「存在」シリーズ)

/フラッシュライト、赤外線センサー、絨毯
/2500x2900x7000(展示空間・ホワイトキューブKYOTO)
/個展・企画展「越境するメッセージ」
/期間2003年4月22日(火)〜28日(月)
 意識主体が無数存在していると思う。他人が別の世界を持っているはず。しかし、その世界は私の世界と重なることは永遠にありえないかもしれない。同じものを見ていても解釈は必ず違うし、同じことばを使って会話を交わしてるつもりでも前提とすることばの解釈は人それぞれ違うのである。そこで、「私」と他者とを区別するときにや世界の新たな解釈を考えるときに、我々は自分の世界の限界の境界に立つような気がする。しかし、その境界以外のものは何も見えてこないはず。それが限界だから。むしろ、重要なのは限界の境界に立って内側を見ることだろう。自分を見ること、自分の意識の世界を見ること。

 

2003.2

紙と光         詳細
Pepers and Light
/インスタレーション(「存在」シリーズ)
/紙銭、ハロゲンライト、パソコン
/2700x1200x300
/京都精華大学院芸術研究科修了制作展2002
/2003年2月19日(水) - 2月23日(日)
目に見えない、手に触れられない、音やにおいさえしない存在はどうとらえられるのでしょうか。実在を強くアピールする物質となんとなく感じている精神をどう提示するかの実験。

 

2003.1

ni(LiShi)
〔中国語〕:あなた(りしさん)
/映像装置
/木箱、毛糸、照明、風、ビデオカメラ、液晶モニター
/450x1800x300
/李詩・陳維錚二人展 「ni」
/展覧会期2003年2月11日(火)〜17日(月)
2人はお互いの心象風景を形にして見せ合う。相手の李詩さんから受けた印象の中で「変化、柔軟、鋭い」といったキーワードが挙げられる。30本くらいの毛糸を箱の中で1列並べて吊るして、列の端からビデオカメラを設置して、重なった毛糸を撮影する。画角内の毛糸は細くて、風に揺れて、カメラからそれぞれの奥行きも違いますので、オートフォーカスが一瞬一瞬違う被写体にピントを合わせる動作が続く。そのときに美しくぼやけてしまうビデオ映像をリアルタイムに脇の液晶モニターに映し出される。来場者は箱の隙間に息を吹き込んだりして糸の動きを楽しめる。

 

2002.12

紙銭(100円)
/販売用「アート」
/紙銭(10枚束)
/Living with ART展
WhiteCubeギャラリーが企画した展示・販売する展覧会。 「アートを生活空間の中に取り入れ、それと暮らすことこそ意義深いものだと考え、身近に接するものとして迎え入れもらう」とギャラリーのキュレータ三谷敬子さんが語った。

 

2002.12

居る         詳細
Inhabit
/インスタレーション(「存在」シリーズ)

/豚肉、牛血、毛髪、ガラス、スライド
/470x450x1680
/京都精華大学・映像分野・大学院生展「4 media artists」
/展覧会期間2002年12月3日(火)〜9日(月)
豚の肉、牛の血、人の毛髪をエレメントに、光を通して「人が居る」気配を創り出そうとする実験。

 

2002.12

金紙         詳細
Papers
/インスタレーション(「存在」シリーズ)
/紙銭、木枠
/250x450x1680
/京都精華大学・映像分野・大学院生展「4 media artists」
/展覧会期間2002年12月3日(火)〜9日(月)
現代の科学を信じるように、風俗習慣を従い死後の世界信じることによって人々はより確かな存在を手に入れたような気がします。

 

2002.9

媒体
Medium
/紙銭
/6000x1860x1100
京都精華大学留学生作品展2002
紙銭は燃やすことでこの世界から死後の世界へ移動できるなら、我々の意志を伝達する媒体としてみなしてもいいだろう。紙銭を貼りあわせた高さ6m幅2mの壁は観客の現実と死後の世界との間に立たせられている。

 

2002.9

京都精華大学案内ビデオ'02
GuidetToKyotoSeika2002
/デジタルビデオ/18分

 

 
2002.6

日韓ネットワークアート2002
Japan=Korea Network Art 2002
/企画・ディレクター:山本圭吾
/art center nabi(ソウル)
 IMA(京都精華大学表現研究機構映像メディア研究所)
 福井市美術館(福井)
/ 2002年06月07日(金)〜7月31日(水)
http://www.kyoto-seika.ac.jp/IMA/wwna-02/

 

2002.1

物質と記憶        詳細
Matter and Memory
/インスタレーション(「存在」シリーズ)
/パネル、液晶モニター、パソコン、ビデオプロジェクター
/2200x1200x320 & 2200x1200x320
/京都精華大学・大学院芸術研究科1年生展「くもりのち晴れ
/ 2002年1月22日(火)〜1月31日(木)
2つのパネルによる展示。『物質』は思い出品々の破壊を通して、取り壊される実家(=故郷?)の不変性への問いかけ。思い出、人格、欲望…思考の反復性と、それを他人と共有する余地の無さを提示したのは『記憶』。

 

2001.6

「一への回帰」
/展覧会企画・運営
京都精華大学留学生作品展2001

 

2001.2

tanjc.net (previous.i.am)
/ハイパーテキスト・液晶モニター
/東北芸術工科大学卒業制作展(山形美術館)
時間、コミュニケーション…たんたんとつぶやくような卒業論文をウェブという形式で提示することになった。恥ずかしいので、あんまり見ないで下さい…previous

 

2000.10

つらねる
/FMラジオ・マイクによる10人実験パフォーマンス
実験表現研究会第六展「エネルギー」
山形市内の神社で展開された実験的なパフォーマンス。返事の聞こえないCommunicationの輪の中で、人はどういうふうにつながっているのか、どう反応するのか…詳細

 

2000.7

Foreign
/東北芸術工科大学留学生サイト
/ロゴ、ウェブデザイン・構築・運営
http://www.tuad.ac.jp/foreign/
大学の依頼で製作したサイト。在籍留学生の紹介から山形留学生活までさまざまな案内。当大学の受験を考えている留学生向けに、公式な大学案内に無い学生の視点からの情報提供を心がけて製作しました。

 

2000.6

過去との協奏のためにU
/カセットテープによる音声再録・遅延装置
実験表現研究会第五展『水』
両端を貼りあわせて輪にしたテープが2台のカセットプレヤーとレコーダーとの間を永遠に廻る。レコーダー側のマイクに向けて発した声がテープに記録されて1分をかけてプレーヤーまで廻る。そしてその記録された声がスピーカを通して会場を鳴り響く。また、その記録は消されずに、あとから録音されるほかの音と重なって永遠とループで再生されていく。

 

2000.1

過去との協奏のためにT
/モータ、竹、試験管などによる音響装置
ゆっくり廻るモーターから伸びているピアノ線の先端に竹がぶら下がっている。床を軽くこすりながら、軌道上にある試験管、竹、風鈴などの小物を叩いて廻っていく。これが3セット並んで、それぞれ微妙に違う回転スピードで、繰り返さないメロディーを奏でている。

 

2000.1


/8mmフィルム/3分
/「パーソナルフォーカス2001」上映出品
電球の点滅を多重露光で撮影して、自作したベース音をいれたフィルム作品である。

 

 

1999.12

連想Z・色の8
/デジタルビデオ/5分
/2000.2『銀座Pepper'sギャラリー実験映像展』
/8人映像集団「Sonpin」色の八部作・第8色
懐かしきホームビデオを見て涙を垂らす僕はある日、モニターに生々しく映っている故郷は、色の塊にすぎないと気づいた!拡大して、さらに拡大して見てみれば、いつの間にか色しかない別の世界に入ってしまった。でもよく考えれば、肉眼にとって「世界は色の集合体」だというのもまぎれない事実だ。電子顕微鏡で自分の体を覗いてみたい。粒子、電子は元気に走り回っているのかな?

 

1999.11

連想Y・香蕉
/デジタルビデオ/4分
/1999.11.15-22『風土病』映像コース3年生合同展
現実の映像・音声の同期性を提示した作品です。収録音声の時間を映像より早めることで、聴覚から先の映像を連想させる実験でした。

 

 
1999.9

連想X・雨天決行
/デジタルビデオ/1分
「山形国際ドキュメンタリー映画祭1999」シネマ用予告編
映画館のスクリーンで1ヶ月間続けて、上映前に30秒の暗闇+雷音で観客に連想体験をさせた大胆な実験でした。

 

1999.9

連想W・自己紹介
/デジタルビデオ/4分
「自分が自己紹介している映像+他人が代わって自分の像に吹き替えた声」により、自分より他人の方が時として自分のことを知っていることを提示したラフな作品でした。

 



1999.8

山形名物-青菜漬
/フリップブック(俗:パラパラ漫画)3冊セット
/デジタルプリント/130Hx160Wx60pgx3冊
 農耕物が収穫できない季節に食物を確保するために人々は野菜を漬物にして保存していた。そんな保存方法は永久なのか、半永久なのか、それとも単なる味付けだけなのか。「あなたの大事な思い出を永遠に保存してくれます!」とTVCMで訴えているデジタルメディアのキャッチフレーズがかぶって、興味深いのだ。漬物の保存は永久でないにしても、その色彩と味は豊で奥深いのだ。それに対して、デジタルに変換された「思い出」といわれるイメージは機器が処理できない情報が省かれてから保存する断片(ピクセル)に過ぎないのだ。DVDなら腐らないが、カビも生えないが、どこか虚しく感じるのである。
 この作品は漬物をコンピューターでスキャンして、そのデジタルイメージをもとにデフォルメ(変化・歪め)を60段階分けてかけた。デフォルメは変色、モザイク、ズームアップと3パタンに別れ、それぞれ印刷して3冊の60ページパラパラアニメーションにした。手にとってパラパラとめくって見てみれば、その永久保存のはずだったデジタルイメージから何か「保存」の本質が見えてくるのではないかと思う。

 

1999.7

紙袋家族
strange habbit
/デジタルビデオ(劇映画)/5分
紙袋を被せた4人の会話。過剰包装認識の訴求要望と作品のドラマタッチ挑戦を含んだ即興的な短編映画です。

 

1999.6


/鶴岡海砂1噸によるインスタレーション

 

1999.5

連想V・birth
/8mmフィルム/2分
/協力:立花産婦人科医院(山形市桜田西2-7-1)
映画に使われる「連想」の映像的文法を否定して、自ら試みた初めての実験映像でした。現実と連想の世界を時間軸上で1秒4回互換して見せることによって、観客が自らのタイミングで主人公の連想を覗くことができました。

 

1999.6

連想U・分心
/フルCGアニメーション/4分
連想をコンセプトチュアル表現から、物語性のある映像表現への具象化を試みました。

 

1999.4

SALE
/フルCGアニメーション/5分
3DCGのワイヤーフレームのみで、ある男がスーパーのセールに惑わされる心境を描きました。多彩で西洋的な日本CG表現を批判した一作です。

 

 
1998.11

連想
/CGイラスト/ 『産業情報やまがた』誌表紙
冥想・ひらめき・連想…最近Airbedの上で異様な夢を見ました。

 

1998.9

in a cafe
/アニメーション/3分
『文化庁芸術祭CG-ARTS』入選
スクリーン上での漫画のコマ表現の試みです。ノンリニア編集における時間軸上の「間」を感覚的にとらえて感性を具象化した作品です。

 

1998.8

雪国snowland
/フルCGアニメーション/3分
東北デジタルコンテンツグランプリ’98優秀賞
雪の中を歩く老人が雪の結晶を種に花を咲かせた。無色の雪花は彼の目の中で七色に輝いた。暖かくて寂しい角屋に戻り、彼は手中の花をいろりの火に投げた。そして、冬の花火は目の前で家を照した。雪、いろり、角屋といった東北の特徴をはじめ、若者の流出と素朴な東北人の持つ夢を紙風船と花火の演出で隠喩使用と考えた。作品の企画段階から、東北に関る取材を始めた。そこで、東北の民家を忠実に再現する過程と、東北人の夢を模索することは私にとって、貴重な経験だった。(tan1998.10)
[モンキー・パンチ(漫画家)による審査講評]
CGを作り始めて3か月と技術的にはかなりの制約がある中で、できる範囲での表現となっているが、その未熟な技術の中であそこまで表現できるのはクリエーターとしてのセンスを感じさせる。雪の白い色がきれいに出ている。

 

1997.11

個展
/水彩画・絵本 

 

 
1997.8

crossroad
/フルCGアニメーション/5分
町単位で書かれる日本の住所に対して、「路に沿った住宅集合体」概念から発展する異なる人生観を提示した作品です。自らの一生を象徴して創られた立体路がモジュールとなりました。

 

1997.6

連想・派生
/Hi-8ビデオ/3分
繰り返される似たような毎日の生活の中でも、分秒に激しく変化する連想を題材にしたビデオ日記作品です。連想シリーズ作品の第1作です。

 

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